アジングにおけるベイトパターンとは
アジングにおけるベイトパターンとは、アジが小魚やイカの幼生などを捕食している場合に発生するパターンで特に朝夕のマズメ時に小魚などを追いかけて漁港内に入ってくるアジの群れなどはベイトパターンが有効とされています。
反対に夜間に常夜灯に集まっているアジはプランクトンパターンであることが多いように思います。
釣果が安定するのは、その特性上プランクトンパターンですが(プランクトンを捕食しているアジの方が回遊性が低いと考えています)プランクトンではなくベイトを追っているアジも当然居ますので、両方のパターンを把握したほうが釣果は伸びますから、しっかり押さえていきたいところです。
以上を踏まえてベイトパターンとプランクトンパターン。それぞれリグの動かし方が違うので特徴をおさらいしながら説明していきたいと思います。
ベイトパターンの釣り方
ベイトパターンとプランクトンパターンの違いについてですが、まずプランクトンに注目して説明したいと思います。プランクトンは泳ぐことが苦手です。なので潮の流れに乗って漂うイメージで考えてリグを操作することによりワームをプランクトンに似せることができると思います。
対してベイトパータンですがベイト(小魚)は遊泳力があるため、リグ操作も動かしていくことが主体となります。ですから、リールを一定の速度で巻いていくリトリーブの釣りやトゥイッチからのフォールといったようなワームを積極的に動かしていく釣りになると思います。
「静のアジング」がプランクトンパターン。「動のアジング」がベイトパターンと私は考えています。
使用するリグはジグヘッド1gから始められると良いでしょう。ワームは色々種類がありますが、私の定番は
こちらです。プランクトンパターンでも有効です。
シルエットをはっきりさせた方が良い場合もあるのでコチラも。
いろんな種類がありますが悩みながら揃えていくのも楽しみの内です。財布はさみしくなりますが(泣)
ベイトパターンの釣り方(実釣編)
5月に夜の漁港に入って湾内ではなく外海側へ向けてアジングを開始しました。
まずは基本という事で表層からプランクトンパターンで探っていくことにしました。10カウント目でコンときて
幸先良いスタートと思ったのですが続き来ません。いろんなレンジで探ったのですがアタリなしです。
困りました。
水面を見ていると定期的にベイトの群れが回ってきて水面がザワついていたので、試しにトゥイッチを入れてみるとアタリがあります。積極的に動かすことによりアタリが出たのでどうも今日のアジはベイトを追っている群れが入っているようです。
上記の図のような状況です。
ベイトの群れが来たらワームを動かす釣り。アタリが止まったら水平フォール。またベイトの群れが来たら動かす釣り。この繰り返しでどんどん釣れました。
良型も混ざって
最終的に満足のいく釣果を出すことができました。
まとめ
- 基本はプランクトンパターンで良いが、ベイトが入っている場合はベイトパターンも試してみる
- ベイトを追う群れと常夜灯に付くプランクトンを捕食する群れがいる。
- 色々なパターンを想定してやってみることでアジングの引き出しが増える。
今回は様々なパータンが入り混じって戸惑いましたが、うまく対応することができて釣果に結びつくことができました。発想を柔らかくすることの大切さを学べた釣行となり、アジングの奥深さを感じることができました。本当にアジングって楽しいですね。是非皆様も挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。