武尊選手は引退してしまうの？
強い選手だから残って欲しいね
この記事では
をお伝えします。
武尊選手は現役引退？それとも現役続行？
武尊選手はONEフライ級キックボクシングタイトルマッチでスーパレック選手との激戦末、判定負け。
「僕ができるのはここまでです。これ以上の体を、僕は作れません。僕を信じてついてきてくれた皆さん、ありがとうございました。」武尊選手はマットに膝をついて、頭を下げてリングを降りて行きました。その後、救急車で病院に搬送されたため、戦いの後の記者会見は無しとなった。
ファンは武尊選手の言葉に引退を覚悟した。
ONEの代表チャトリ・シットヨートンは「武尊は引退するつもりか」との質問に否定した。
ここで思い出したいのは、武尊選手が那須川天心戦で敗退した時に語った言葉。
「負けた瞬間は引退しようって。なのに。」那須川戦に対して全てを注ぎ込んで望んできた武尊選手はその自身の積み重ね、これ以上ない追い込んだ練習。その反動、燃え尽きとも言うべき場面で出た言葉。
しかし、家に帰った武尊選手は、すぐにもう見ることもないと思っていた那須川戦の映像を見返していた。自然と対策も立てている自分。戦いにかける魂は残っていた。
今回も、スーパレック戦に対してこれ以上ない練習を積んできた武尊選手。対戦相手がロッタンから変更されたアクシデントはあった。
戦いの次の日、武尊選手は語る。「僕の闘いが誰かの生きる力になってくれたら幸せです。腿も筋断裂、歩くこともできないし、何も考えられないけど、しっかり前を向いて行きます」
試合の解説を務めた魔裟斗は語る「今まで（若い頃）のように追い込むのではなく、大事なものに対して集中した引き算のトレーニングを」まだまだ強くなれる。さらに強くなってロッタンとも戦って欲しいと。
無敗の王者から不屈の王者へ。武尊選手の闘いは終わらない。
武尊選手はどんな選手
武尊選手は鳥取県米子市出身のキックボクサーで、小さい頃にテレビで見たK-1のアンディフグ選手に憧れて、フルコンタクト空手正道会館に入門し、K-1甲子園に出場するためにキックボクサーに転向し、その後史上初のK-1 WORLD GP 世界３階級制覇を成し遂げ、現在は現ISKA世界ライト級王者。現KGP世界ライト級王者。
攻撃的なファイトスタイルで、パンチによる攻撃が得意でローキックで相手の意識を上下に散らし、得意のパンチで仕留めるセオリーを持っています。とにかくハンドスピードが尋常ではなく客観的に見ても目が追いつかないぐらいです。『神童』那須川天心選手との激闘は記憶に残る試合でしたね。
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スーパーレック選手はどんな選手
スーパーレック・キアモート９選手はタイ人のキックボクサーでムエタイ選手でもあります。現ONEキックボクシング世界フライ級王者で、過去にはムエタイのルンピニスタジアムのフライ級とバンダム級の２階級制覇王者で、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座も獲得しており、タイ政府が認定するムエタイMVPにも選ばれています。
スーパーレック選手の戦い方はムエタイの戦い方に基本に忠実で、リーチを活かしたミドルキックとローキックを中心に相手の防御力を削って、スキあらば、ヒザとヒジを狙い、リスクのある撃ち合いは避ける冷静沈着なファイターです。
武尊スーパ〜レックの試合内容は？
試合展開は現時点の予想では、序盤はお互いに様子を見ると思われます。
撃ち合いを避けるスーパレックが遠距離からの蹴りで牽制し、武尊選手をパンチの間合いに入れないのではないでしょうか。
武尊選手もスーパレック選手の出方を序盤でリサーチして、スーパーレックのリズムや隙を把握した後にパンチの距離に入っていく展開を予想していました。
そして試合開始！！序盤は、予想どう通りの展開で武尊選手は様子を見て相手の攻撃を見ていました。
しかしスーパーレック選手の遠くて重い蹴りに徐々に追い詰められていきました。
3ラウンドに武尊選手の強烈なボディにスーパーレック選手の顔が歪み、その後の武尊のラッシュ。一瞬期待しましたが、終わってみれば、ほぼワンサイドゲーム。
リスクを避けガードの上から効かせるムエタイスタイルの理想形とも言えるスーパーレック選手の試合運びとテクニックが一枚上手でした。
結果判定は３−０でスーパーレック選手の判定勝ち。
１ラウンドで武尊選手がスーパーレック選手のローをカットせずに勝負に出る戦術が、通用しなかった印象です。
ローが効いてしまい土台の力がなくなって得意のパンチの威力が半減したのも痛かったですね。まだチャンスはあります！
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武尊選手の次の試合は？
武尊選手の次の試合は、現在のところ予定されていませんが、ONEのCEOはリマッチもある。武尊はムエタイにも興味を示している。と語っています。
また今回の試合はロッタン選手が怪我したことのにより代わりに組まれた試合であることから、ロッタン戦が組まれる可能性は十分あります。
武尊選手はしっかり休養して、また闘いの舞台に上がることを願っています。
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